
インスタントコーヒーを使い、ほろ苦いコーヒーパウンドケーキを焼きました。
生クリームとラム酒を加えた本格的な味。
パウンドケーキのアレンジの中では、キャラメルパウンドケーキと並んでよく作ります。
濃厚でしっとりとしたキャラメルパウンドケーキです。余った生クリームを消費するときによく作ります。
コーヒー味のパウンドケーキといえば、有名なのがマーブルバージョン。

このレシピは、インスタントコーヒーをふりかけるだけなので簡単です。
インスタントコーヒーと生クリームを消費する目的で考えました。
コーヒーパウンドケーキのレシピ
材料と作り方
21cmパウンド型1本分
材料
- 無塩バター 120g
- 砂糖 90g
- 全卵 2個
- 薄力粉 90g
- アーモンドプードル(AP) 30g
- ベーキングパウダー(BP) 2g
- 生クリーム 10g
- ラム酒 5g
- インスタントコーヒー 5g
- 仕上げ用の粉糖 少々
- 型用バター、強力粉 少々
作り方
準備
パウンド型の内側にバターを塗り、強力粉を入れて全体に行きわたらせる
余分な粉を払い落としたら、型は冷蔵庫で冷やしておく
- ボールに無塩バターと砂糖を入れてクリーム状になるまで混ぜ合わせる
- とき卵を少量ずつ加えてしっかり混ぜ合わせる
- 薄力粉、AP、BPを合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまでヘラでしっかり混ぜる
- ラム酒、生クリームを加えて生地にツヤが出るまで混ぜる
- インスタントコーヒーを加えたら、生地全体に行き渡るようにさっくり混ぜる
- 型に流し入れ、170度に予熱したオーブンで40分焼く
使用したのは、21cm×8cm×6cmのパウンド型(ブリキ製)です。
(20cm型でも代用できます)
生クリームやアーモンドプードルがない場合は以下に変更します。
- 生クリームなし…砂糖を100g
- アーモンドプードルなし…薄力粉を120g
薄力粉100%にすると、少しもっちりした食感になります。
インスタントコーヒーは粒の粗いものがおすすめ。
今回使用したのは、UCCの「THE BLEND No.114」です。
水で簡単に溶けるタイプのインスタントコーヒーは粉のため、生地に加えた途端に溶けてしまいました。
粒が粗いタイプでも混ぜすぎると溶けてきます。このパウンドケーキは、コーヒーのつぶつぶを残すところがポイントなので、インスタントコーヒーを加えたら、粒が全体にいき渡る程度にさっくりと混ぜます。
そして隠し味にラム酒を少し加えて大人の味に。

「コーヒーラム」という商品があるように、ラム酒はもともとコーヒーと相性がよいみたいですね。
焼成前
パウンド型に生地を流し込みました。
焼いて20分ほどしたころ、生地の中央に切り込みを入れるときれいに割れます。
オーブンを開けずに真ん中で割るなら、バターやショートニングで細い線を引くのが確実です。
今回は全体を均等にしたあと、ゴムベラで中央に軽く線を引きました。
この方法でも真ん中で割れやすくなります。
このまま170℃のオーブンで40分焼きました。
焼成後
焼き上がりはこちら。
パウンドケーキは後半から勢いよく膨らんできます。
焼き上がりの目安は、割れた中から盛り上がる生地の表面に薄く色がついたころ。
焼成時間はオーブンの機種によって若干変化します。
型から外して粗熱をとり、表面に粉糖を軽くかけて完成です。
コーヒーパウンドケーキのこぼれ話
普段、手作りのお菓子をプレゼントすることはありませんが、過去に1度だけ贈ったことがあります。
趣味はお菓子作りだと会社で話したところ、同僚からリクエストされました。
そのときに選んだのが、このコーヒーパウンドケーキです。
甘いものが苦手な上司の口にも合うように…と考えた末でした。
自己満足で作っていましたので、よそ様に渡すなんて大丈夫だろうかと、当日はドキドキ。
結果、「コーヒーとラム酒って意外に合うね」と喜びの声をいただき、ホッとしました。
インスタントコーヒーと生クリームがそろった時、真っ先にこのパウンドケーキが浮かぶのは、嬉しい記憶が蘇るからでしょうね。
まとめ
今回はコーヒーパウンドケーキのレシピをまとめました。
インスタントコーヒーを使うため、マーブルのように生地を二種類に分ける必要がありません。
パウンドケーキは砂糖を多く使用しますので、コーヒーの苦みが加わると味のバランスもよくなります。
ごちそうさまでした。