
以前に使用したレシピを少しアレンジして、ピンクのバーチディダーマ(ホワイトチョコ)を作りました。
お菓子の着色はわりと好きで、いろいろと試しています。
ピンク色にする場合、お手軽なのは食紅を使うことですが、私は食紅を使ったことがありません。
発色が強いため、イメージするピンク色と少し違うかな…と思うことが理由です。
今回は別の材料を使って、やさしいピンク色にしました。
バーチディダーマ(ホワイトチョコ)のレシピ
材料と作り方
30個分
材料
- 無塩バター 50g
- 粉糖 40g
- 薄力粉 70g
- アーモンドプードル(AP) 40g
- 紅麹 5g
- ホワイトチョコ 40g
作り方
- クリーム状にした無塩バターに粉糖を入れて白っぽくなるまで混ぜ合わせる
- 薄力粉、AP、紅麹をあわせてふるい入れ、粉気がなくなるまでゴムベラでさっくり混ぜる
- ラップに包み冷蔵庫で1H冷やす
- 30分割して(およそ6~7g)丸め、天板に並べる
- 160℃に予熱したオーブンで15分焼く
- 粗熱をとり、湯煎したホワイトチョコを裏に塗る
- 冷蔵庫に入れてチョコの表面を少し固め、チョコ同士を合わせて完成
着色につかったのは紅麹です。
紅麹についての説明は、こちらで詳しくご紹介しています。
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紅麹を好んで使う理由は2点あります。
- 桜餅で余った紅麹を消費する
- 食紅より上品なピンクになる
毎年、桜餅を作りますが、製菓材料店で購入する紅麹は量が多くて使い切れません。
紅麹を消費するために考えたひとつが、クッキー生地の着色でした。

紅麹は食紅よりも黄味がかった品のよいピンク色になります
焼成前
レシピどおりに作ると生地の量はジャスト200gとなり、分割量は6~7gです。
紅麹を5g使用すると、かなり鮮やかなピンクになります。
焼き色がつかないように、160℃のオーブンで15分焼きました。
焼成後
焼き上がってもきれいなピンク色のままです。
抹茶のときにも説明したとおり、チョコを塗ってから冷やすのは「くびれ」を出すためです。
そのままドッキングするとチョコが広がってしまい、クッキーからはみ出てしまうことがあります。
着色のこぼればなし
冒頭でお菓子の着色が好きだと書きました。
これまでに試してみた一覧です。
- ピンク…紅麹
- 緑…抹茶、よもぎ、桜の葉の塩漬け
- 紫…紫芋、ブルーベリー
- 茶色…ココア、キャラメル、シナモン
- 黒…ブラックココア
この中で「これは微妙だわ…」と思ったのが紫です。
今のように製菓材料として流通していないころ、知人から紫芋パウダーをいただきました。
とりあえずクッキー生地に加えてみたら…真紫(@_@;)ギョッ!
残念ながら、私の目には美味しそうに映りませんでした。
一般に赤や橙、黄色などの暖色は食欲をそそり、青や紫、黒などの寒色は食欲を減退させるといわれます。
単色でのインパクトが強すぎるのかもしれません。
アイスボックスクッキーやマーブルパンなど、紫はプレーンとの掛けあわせで使います。
差し色にしたらOKでした。
一方「オレオ」で見慣れているせいか、黒は紫ほど違和感がありませんでした。
黒は白と対比させるとおしゃれに見えます。
ブラックココアで黒いシフォンケーキを焼いたときは、生クリームとミントを添えました。
「オレオ」も白いバタークリームを挟んでいますが、白は黒のインパクトを緩和してくれます。
まとめ
今回は、紅麹でピンク色に着色したバーチディーダーマ(ホワイトチョコ)のレシピをまとめました。
バーチディーダーマもマカロンのように、色のアレンジで印象が変わるお菓子です。
緑×茶、ピンク×白…次は何色の組み合わせにしようかな。
ピンク色のアイスボックスクッキーも焼きました。
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